聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     エゼキエル書 3章

「人の子よ。あなたの前にあるものを食べよ。この巻物を食べ、行って、イスラエルの家に告げよ。」
       (エゼキエル書 3:1)

幻のうちにご自身を現わされた主は、エゼキエルに語りかけられました。「あなたの前にあるものを食べよ。この巻物を食べ、行って、イスラエルの家に告げよ。」主は、エゼキエルに、みことばをただ読むだけでなく、食物を食べるように深く自分のうちに受けいれよ、と命じられました。みことばを語る者は、まず、みことばを腹の底まで受け取ることが必要です。それから、それを語るのです。しかし、聞く者がそれを喜んで受け取ってくれるとは限りません。むしろ反発されることの方が多いものです。ですから、エゼキエルに対して、主は、イスラエルの家の者は頑なで聞こうとはしない、と警告し、それにもかかわらず、“彼らに語れ、彼らが聞いても聞かなくても語れ、お前の額を彼らと同じように固くする、彼らを恐れるな”と言われました。それから、彼は背後に主のご臨在を感じながら、ケバル川のほとりのイスラエルの捕囚の民の所に行きました。そして7日の間、民の中で呆然としていました。そのとき主はエゼキエルに、“民に警告せよ、お前が語り、彼らが聞かなければ彼らは滅びるが、お前は自分のいのちを救う、お前が語らずに彼らが滅びるなら、お前に血の責任を問う”と言われました。主の預言者にとっては、成果よりもどれだけ主に忠実に語るかが問題なのです。主のみことばを語る者の責任は重大です。私たちはみことばを語る方々のために真剣に祈らなければならない、また、私たちも主に忠実に証しなければならない、と示されます。

              唄野隆



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