聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エゼキエル書 2章 「その方が私に語りかけられると、すぐ霊が私のうちにはいり、私を立ち上がらせた。そのとき、私は私に語りかけることばを聞いた。」 (エゼキエル書 2:2) エゼキエルは、バビロンのケバル川のほとりで、主の幻を見ました。四つの生き物の上にある王座に座しておられる御方でした。その御方が、エゼキエルに語りかけられました。「人の子よ。立ち上がれ。わたしがあなたに語るから。」そのとき、彼のうちに霊が入り、彼は立ち上がり、主が語られることばを聞きました。主のしもべの奉仕は、主が語り掛け、彼が御霊によって立ち上がり、主のみことばを聞くところから、始まります。ですから、主のために仕えたいと思うなら、何か事をなさねばとあせるるよりも、まず静まって、みことばを聴くことが肝要です。主は、このとき、エゼキエルに、“お前を、主にそむいた反逆の民イスラエルに遣わす、彼らが聞いても聞かなくても語れ、彼らは彼らのうちに預言者がいたことを知らなければならない”と言われました。主が救おうと働きかけられるのは、主を求め、すなおに主のみことばを聞きたいと思っている人々ではなく、主に背いた反逆の民なのです。このことは自分自身を振り返ってもそうだったとわかります。神を無視していた私が救われたのはまさに奇跡です。私たちが証をしたり、みことばを伝えようとする人々が素直に聞いてくれなくても、驚くには及びません。主はそういう人に福音を伝え、彼らを救いに導きたいのです。底知れない主の愛に感動します。私たちも、私たちの証が受け入れられても、受け入れられなくても、証し続けなければならない、気落ちせず、語りつづけよう、と思います。 唄野隆 |