聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「あなたは終わりまで歩み、休みに入れ。あなたは時の終わりに、あなたの割り当ての地に立つ。」 (ダニエル12:13)

今日のダニエル書12章は、世の終わりの時に起こる出来事についての預言です。
昨日の11章36節から、シリヤの王アンティオコス・エピファネスになぞらえることのできる反キリストが終わりの時に現れることが預言されていましたが、その者のために、かつてなかったほどの苦難の時が神の民に訪れること、しかし、最後には、天使ミカエルが立ち上がり、神の民は救われるということが、今日の12章1節では預言されています。
3節では救われた神の民が栄光に満ちた永遠の命に生きるようになることが預言されています。世の終わりの時には、大変な苦難の時がやって来ますが、やがてその先には輝かしい勝利が待っているのです。その勝利に与かるためにも、いつそういう苦難の時がやってきても堅く信仰に立ち続けることができるように心備えさせていただきましょう。
2節では、終わりの時には、すでに死んだ者がよみがえること、また、神の民以外の者は永遠の滅びに入れられることが預言されています。やがて、神様の裁きは必ずやって来るのです。手遅れになって、取り返しのつかないことになる前に、キリストを心に受け入れ、神の民の一人とならせていただきましょう。
4節と、9節から10節では、この終わりの時についての預言の言葉が、その時まで封じられたものであることが言われています。私たちは10節の後半にあるように、神様の言葉を悟ることができない者、それどころか、神様の言葉に関心を抱くことすらなかった者でしたが、神様が選んで下さり、一方的な恵みによって、神様の言葉を悟らせていただき、この、世の終わりの時に完成される永遠の命の祝福に与かる者とされたのです。感謝しましょう。

 中谷建晴



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