聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。」 (ダニエル6:10) 今日のダニエル書6章では、ダニエルが偶像礼拝を拒んだがために、ライオンの穴に投げ入れられることになった事件の顛末が描かれています。 1節から3節では、ダニエルが際立って優秀であったこと、4節から5節では、そのために周りの者たちから妬みを買っていたことがわかります。 ダニエルを妬む者たちは、ダリヨス王をかどわかして、王様以外の者を30日間は拝んではいけないという法律を設定させます。毎日、イスラエルの神、主、を礼拝していたダニエルは窮地に追い込まれてしまったわけです。 しかし、10節を見ますと、ダニエルがこの明らかにダニエルを陥れるために制定された法律のことを知っても、いつものように、主を礼拝し続けていたことがわかります。法律は30日間という期限付きのものでしたから、30日間だけは主に祈ることはやめておくことも、或いは人目につかないように、隠れた場所や夜に祈ることにすることもできたわけですが、ダニエルはそうはしませんでした。彼はあくまでいつものように、主を礼拝し続けたわけです。ダニエルは一つの妥協が次の妥協を生み、やがて、信仰そのものを台なしにしてしまうことをよく知っていたのです。 11節からは、ダニエルが法律通りにライオンのいる穴に放り込まれたこと、しかし、神様がダニエルを守られ、逆にダニエルを陥れようとした者たちがそのライオンに家族ともども食い殺されてしまったことが述べられています。 神様を信じ、神様が自分を守って下さることを信頼し、神様を主とする者、神様に従い抜く者を神様は守って下さるのです。私たちもそのようにして、主の勝利を経験する者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |