聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ダニエル書 12章 「ダニエルよ。行け。このことばは、終わりの時まで、秘められ、封じられているからだ。」 (ダニエル書 12:9) ダニエルは、その時、つまり終わりの時は大いなる苦難の時だが、そのとき大天使ミカエルが立ち上がり、主の民を救われる、と告げられました。そのとき、主の民はすべて、地のちりの中に眠っていた者も目をさまし、永遠のいのちに甦らされます。しかし、ある者は永遠のそしりと忌みに、と言われます。そのとき、思慮深い人たち、つまり神のこと、信仰のことについて深い洞察を与えられ、人々に悟りを与え主の民のきよめのために殉教することもあった者たちは(11:33,35)、輝くばかりの栄光を与えられます。ダニエルは、そのことについて深い悟りを得たかったのでしょう、前に見た亜麻布の衣を着た人に(8:15,10:5)、「この不思議なことはいつ終わるのですか。」と聞きました。これからどうなるか、特に恐ろしいことが予想されるときなど特に、知りたい、と思うのが人の常です。しかし、大事なのは知ることではなく、信じることです。ダニエルの問いに対して、その方は、「ダニエルよ。行け。このことばは、終わりの時まで、秘められ、封じられているからだ。」と言われました。終わりの時のことは秘められているのです。私たちは、主の救いを信じておゆだねするように、命じられているのです。わからなくても主を信頼しようと思いました。苦難の時はひと時とふた時と半時、また千二百九十日。短くはありませんが限られています。それを超えて千三百三十五日まで信じ忍んで待つ人は必ず「割り当ての地」に立つのです。 唄野隆 |