聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ダニエル書 9章

「ダニエルよ。私は今、あなたに悟りを授けるために出て来た。」
                    (ダニエル書 9:22)

 バビロンが滅びメデイヤ族のダリヨスが王となったとき、すなわちダニエルがバビロンに連れて来られてからほぼ70年たったとき、ダニエルは、エレミヤの預言により、エルサレムの荒廃が終わるまでの年数が70年であると知り、主に向かって祈りました。まっすぐ顔を主に向け、断食し、荒布を着、灰をかぶって、祈りました。悔い改めの祈りはこういう姿勢で祈るのだ、と示されます。彼は主を崇め、自分たちの罪を告白し、主の御名のために、あわれみ救ってくださるように祈りました。主はおそるべき御方、正義はあなたのもの、あわれみと赦しはあなたのもの、という賛美、不面目は私たちのもの、という告白、罪を先祖のせいにするのでなく、私たちが神にそむいたと認める姿勢、そして神を私の神と告白する主との親しい交わりを喜ぶ信仰。救いを求める悔い改めの祈りの模範です。私も、周りを見てひとを非難し悲憤慷慨するのでなく、まっすぐ主に向かってこんな祈りを捧げる者でありたい、と思います。主は、このダニエルの祈りをどう聞かれたでしょうか。主は、ダニエルにガブリエルを遣わし、ダニエルを愛していると告げ、主の民と聖なる都に、70週の時が満ちると、「そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言を確証し、至聖所に油をそそぐ」と言われました。「神に愛されている人」と言われ、主のご計画を示されるとは何という光栄でしょうか。この期間がどういうものかはわかりませんが、時が来るとイエスさまにおいて主の救いが完成するのです。私は期待して待ち望みます。

                            唄野隆



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