聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ダニエル書 6章 「私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前に震え、おののけ。この方こそ生ける神。」 (ダニエル書 6:26) バビロンの王ベルシャツアルは殺され、その後メデイヤ人ダリヨスがその国を受け継ぎました(5:31)。ダニエルは、ダリヨスの下で、120人の太守の上に立つ3人の大臣の一人に任じられ、その中でも最も深く王に信頼されました。彼のうちにすぐれた霊が宿っていたからだ、と聖書は記しています。彼は有能で、人柄も優れ、その勤めぶりも忠実、何の欠けも見出せませんでした。他の大臣や太守たちは、彼が王に重用されるのをねたみ、彼の欠点を見つけ出して引きずり下ろそうとしましたが、何の怠慢も欠点も見つけられませんでした。ただ彼は神を第一にして揺るがない人だったので、その神の律法について口実を見つければ、彼を訴える口実を見つけることができる、と目をつけ、王のプライドを利用し、30日間、王以外のものに祈る者は獅子の穴に投げこまれるという法律を発布するように王に働きかけました。王がその勅令を出すと、ダニエルはそれまでと同じように日に三度エルサレムの方向に向かって礼拝を捧げている、と訴えました。王はダニエルを助けたいと思いましたが、彼らは、王の命令は変更できないと迫り、王はダニエルを彼の信じる主に委ねて獅子の穴に送りました。しかし主は獅子の口を封じられました。王はダニエルを助け出し、訴えた者たちを獅子の穴に投げ込みました。そして、ダニエルの神を本当の神だと告白したのです。お前はこの世にあってこういう証の立てられる生き方をしているか、と問われているのを覚えます。 唄野隆 |