聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「あなたがたは、わざわいの日を押しのけている、と思っているが、暴虐の時代を近づけている。」 (アモス6:3)

今日のアモス書6章でも、神様が北イスラエル王国の上に下される裁きが差し迫ったものであることが預言されています。
1節の「最高の首長たち」という言い方は、北イスラエル王国の都サマリヤに住んでいる指導者たちが、自分たちの国こそが最高で、自分たちが最高の指導者だ、と思い上がって語った言葉を皮肉を込めて繰り返してみせたもののようです。2節では、それが単なる思い上がりに過ぎないことをわからせるために、北イスラエル王国以上の力を持つ国はいくらでもあることを示してみせているわけです。
13節では、北イスラエル王国が、シリヤとの戦いに勝利を収め、シリヤの町を新たに占領したことが示唆されています。北イスラエル王国の指導者たちは、そうやって軍事的な勝利を収め、領土を広げることで、外国から攻撃されることがないようにしていると考えていたようです。しかし、3節で神様はそれはむしろ逆である、ということを語っているわけです。
いくら軍事的な勝利を重ねたとしても、4節から6節にあるように、国の中に不正をはびこらせ、神様の怒りを買うようなことをし続けているならば、神様ご自身によって国は滅ぼされるというのです。
私たちも、もし、何かを手に入れることで、これで自分は大丈夫だと思おうとしているのならば、それは大きな間違いです。私たち自身の罪が処分されていないのならば、神様から裁きを受け、結局は全ては空しい結果になってしまうのです。まず、悔い改めて、主に立ち返り、イエス・キリストにある罪の赦しをいただき、聖霊様の助けにより御心に従う歩みへと一歩を踏み出す者、そうして、これといったものを何も持っていなくても、主からの祝福はいただいている、本当の意味で祝福された人生を歩む者とならせていただこうではありませんか。

中谷建晴



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