聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       アモス書 7章

「ところが、主は群れを飼っていた私をとり、主は私に仰せられた。『行って、わたしの民イスラエルに預言せよ。』と。」
                     (アモス書 7:15)

 主はアモスに幻を見せられました。はじめの幻は、主がイスラエルの青草を食い荒らさせるためにいなごを造っておられる幻でした。アモスは、「どうぞお赦しください。ヤコブはどうして生き残れましょう。彼は小さいのです。」と執り成しました。主は災いを思いとどまられました。ついで、主は、燃える火を備えておられる幻を見せられました。アモスは、再び執り成しをしました。主は再び思いなおされました。主はイスラエルを愛し、何とか赦したくて、執り成しを待っておられたのでしょう。ところが、イスラエルは悔い改めません。ですから、聖所をさえ廃墟とするさばきを示されました。罪は徹底的にきよめられなければならないのです。私たちも、イエスさまの十字架に合わせられて古い自分が死に、復活の主の新しいいのちに生かされなければならないのです。しかしイスラエルは強情でした。ベテルの祭司アマツヤは、アモスに、イスラエルで王がいるサマリヤが滅ぼされるというような預言を語ることは許されない、ユダに帰って預言せよ、と言いました。人は今の自分を変えなければならないようなことばを聞きたくないのです。しかし悔い改めのないところに救いはありません。そして、は悔い改めようとしない者をも愛し、彼が悔い改めるように語りかけてくださるのです。アモスはそのために召されたのです。その自覚が彼を預言者として立たせたのです。その背後に、何としても主の民を救いたい、と彼を遣わされた主の愛が感じられます。

                            唄野隆



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