聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       アモス書 5章

「わたしを求めて生きよ。ベテルを求めるな。ギルガルに行くな。ベエル・シェバにおもむくな。」
                    (アモス書 5:4,5)

 「おとめイスラエルは倒れて、二度と起き上がれない。」とイスラエルの滅びが宣告され、悲しみの哀歌がうたわれます。しかし主はイスラエルを愛しておられたのです。ですから「わたしを求めて生きよ。ベテルを求めるな。ギルガルに行くな。ベエル・シェバにおもむくな。」と悔い改めを勧め、救いに招かれました。イスラエルの滅びは主を信ぜず主のみ心に背いて悪を行った報いでしたから、悔い改めて主に立ち返ることが救いの第一歩なのです。主は天を造り地も海も支配しておられる御方、そのさばきを覆す力は誰にもどこにもありません。悔い改めて主に立ち返る以外に救はありません。ですから「主を求めて生きよ。」と勧められ、さもないと主のさばきが臨む、と警告されるのです。しかし、イスラエルは、正しいことばを嫌い、自己中心で、貧しい者を虐げました。その結果、彼らは立派な家を建ててもそこに住めず、豊かな畑を作ってもその収穫を楽しめません。悔い改めなければ、やがて主の日が来ます。獅子に追われて逃げても熊が待ち伏せており家に逃げ込んでも蛇にかまれるというような逃げ場のないさばきです。確かにイスラエルは主にささげものをしていましたが、それは主をあがめるものではなく自分のささげ物を誇示するためでした。主はそんなささげものは嫌われます。イスラエルは荒野にいたときから、ずっと、主を崇めず偶像を拝んでいた、という預言者のことばから、お前は本当は誰を畏れているのか、という問いかけを聞きました。

                            唄野隆



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