聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 アモス書 2章 「「あなたがたをエジプトの地から連れ上り、荒野の中で四十年間あなたがたを導き、エモリ人の地を所有させたのは、このわたしだ。」 (アモス書 2:10) 2章のはじめは1章につづくモアブに対するさばき、ついで主の民ユダ、イスラエルに対するさばきの預言です。モアブに対しては、エドムにたいする無慈悲さのゆえにさばきが宣告されます。だれにたいするものであれ、無慈悲は主の憎まれることです。ユダに対しては、彼らの主に対する不真実が責められます。彼等は主の民とされながら、「主のおしえを捨て、そのおきてを守りません」でした。彼らの先祖たちが従ったまやかしもの(偶像)が彼らを惑わしたのです。主を捨て偶像を礼拝する不実は今も罪の根源です。イスラエルに対しては、「彼らが金のために正しい者を売り、一足の靴のために貧しい者を売った」こと、つまり金を第一にし人を利用する行動、弱者をふみつける無情、父と息子が同じ女と通じる不純な性関係主の宮でみだらな飲食を楽しむ不敬虔、を責められます。イスラエルに向かって、主は、“先住のエモリ人は強大であったが、彼らを滅ぼし、エジプトの奴隷であったイスラエル人を連れ出し、40年間、砂漠で彼らを養い育て、エモリ人の地を得させたのは、このわたしだ、わたしは彼らに主のみこころを知らせる預言者を遣わし、敬虔のモデルとしてナジル人を起こした、それなのに、あなたがたは、禁酒のナジル人を酒に酔わせ、預言者の口を封じて語らせなかった”とイスラエルの罪を責め、彼らの滅びを宣告されました。造り主、救い主を軽んじ、主に対する真実を捨て、主のみことばを聞かないことこそ罪の根源なのだ、と示されます。 唄野隆 |