聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「私はその罪人のかしらです。」(1テモテ1:15)

 今日からテモテへの手紙第一です。今日の1章2節から3節に記されているように、この手紙は、エペソの町で、パウロの働きの後を引き継いで、今で言う牧師のような働きをしている愛弟子テモテにパウロが書き送ったものです。使徒の働きの最後、28章には、パウロがローマで囚人であったとことが記されていましたが、そこから釈放され、再び宣教の働きを進めていた時期にパウロが書いたものであろうと考えられています。
 テモテのいたエペソは、現在で言うトルコ半島の西海岸沿いにある、その地方の中心となっていた町でした。ですから、福音宣教を進めて行くため、或いは、福音宣教の働きを後退させないためには、大変重要な町だったので、パウロは、最も信頼できる弟子であったテモテを置いたということのようです。しかし、今日の1章だけでも、3節の終わりから4節、6節から7節、19節から20節に記されているように、間違ったことを教える、いわゆる偽教師たちが群れをかきまわし、テモテはかなりの苦戦をしていたようです。そこで、そのテモテを励ますために書いたのが、この手紙であるわけです。
 今日の1章の12節から16節でパウロは自分はイエス様の恵みによって、赦された罪人でしかないということを告白している一方で偽教師たちを厳しく責め、正しい教えは何かということを断定的に語っています。福音の恵みを知っているからこそ、それが正しく伝えられることを厳しく求めているということではないかと思われますが、それこそが本当の意味の謙遜なのではないでしょうか。そうではなくて、ただ単に消極的であることを謙遜と誤解して、結果としてただ無責任でしかない、というようなことになってしまってはいないでしょうか。もう一度、自らの在り方を顧みさせていただきましょう。

中谷建晴



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