聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会 聖書一日一章 「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけませ ん。」(ローマ13:14) 今日のローマ人への手紙13章では、クリスチャンが政治的権威に対して取るべき態度、隣人に対して取るべき態度、この世的なものに対して取るべき態度の原則が語られています。 まず、1節から7節では、権威、特に政治的権威に対して取るべき態度が述べられています。4節の「剣」という言葉は、警察力を指すと思われますが、そのことからも、また、3節で繰り返されている「支配者」という言葉からも、また、6節から7節にかけて繰り返されている「みつぎ」あるいは「税」という言葉からも、ここでの議論が主に国家に代表される政治的権威についてのものであることがわかります。ここでは、従うこと、敬うことが教えられていますが、それは原則であって、皇帝礼拝の強制など、神様の御心に反することがはっきりしている時には、クリスチャンたちは、はっきりとそれを拒否したことは覚えておく必要があるか、と思われます。 8節から10節で、隣人に対して取るべき態度が語られた後、11節から14節では、この世的な生き方に流されてしまってはいけない、ということが言われています。12節の「武具」という言葉が示唆しているように、この世的な生き方に流されてしまわないでいようとすることは戦いです。戦いであるならば、何となくというような心構えでは、敗れ去ってしまうのです。14節で言われているように、この世がどういうか、自分の肉が何を望んでいるかということを振り捨てて、キリストと一体となって、動機においても、何を望むかという点においても、具体的な行動においても、イエス様の喜ばれることを選び取り、やがての時の栄光に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |