聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会 聖書一日一章 「神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完 全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさ い。」(ローマ12:2) 今日のローマ人への手紙12章から15章まででは、クリスチャンが具体的な人との関係、社会との関係の中でどう振る舞うべきなのか、ということが語られています。 まず今日の12章の1節から2節では、そのための、最も根本的な前提となることが何かということが語られています。すなわち、自分自身を神様に捧げることが、クリスチャンとしてどう生きるかということを考えるための一番の前提である、というのです。何が神様の御心か、自分がどうすることが神様に喜んでいただけることなのか、ということを第一とするそのことが全ての前提だというのです。逆に、どうすれば、自分が楽しい思いをできるか、自分が楽をできるか、自分が人から認められるか、ということに心を奪われているならば、神様の御心が何かを知ることはできないのです。また、今の世の中ではこうなっているから、ああなっているから、とこの世の在り方を基準にしているならば、神様の御心を知ることはできないのです。私たちはどうでしょうか。御心が何か、と言う時、自分にとって都合のよい方法、うまく行く方法を探しているだけということはないでしょうか。だとするならば、御心がわからない、というのはある意味では当然のことなのではないでしょうか。 3節から8節は教会の中でのクリスチャンの在り方を語ったものです。 そこで強調されていることは一つ体であるということです。4節から5節で言われているように、私たちは一つ体として、それぞれに独自の賜物と役割が与えられており、お互いを補い合い、支え合い、一つのものを建て上げて行くように招かれているのです。3節でパウロが言っているように、自分も支えられていることを覚え、一致を求め、与えられているものを用いて仕え合い、共にキリストの体なる教会を建て上げて行く祝福に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |