聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会
聖書一日一章

「もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者 の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるか らです。」(ローマ10:9)

今日のローマ人への手紙10章では、昨日の9章に続いて、なぜ神の選びの民であるはずのイスラエル人が救いに与かることができないでいるのかということが述べられています。
1節から4節は、9章30節からの続きで、イスラエルは自分の努力によって正しい者、神様に義と認められる者になろうとしたがために、また、そうなれると思っていたがために、救いに与かることができなかった、ということが言われています。4節の「キリストが律法を終わらせられた」という言葉は、キリストによって律法が完成されたということを意味しているようです。すなわち、律法は、元々、人に、自分が神の掟である律法を守ることなどできないこと、それゆえ、自分で義を立てることなどできないこと、神が与えて下さる義を受け取るしかないことを、悟らせるためのものであったこと、そして、その、人が受け取るべき義がイエス・キリストによって目に見える形ではっきり実現されたということを指しているようです。ただ、神の与えて下さる義を受け取るだけでよい、そういう状態が、イエス・キリストによってはっきり目に見える形でもたらされたわけですが、自分が律法を守れないことを悟った者たちがそのイエス・キリストにある義を受け取ること、それこそが元々、律法の目指す所であった、それこそが律法の完成である、こういうことのようです。だとするならば、誰にでも救いの道は開かれている、救いは誰にとっても間近なものであるということが、8節から13節などでは言われているわけです。私たちもただイエス様を信じて、イエス様にある義を受け入れて、救いに与かる者とならせていただきましょう。

中谷建晴




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