聖書一日一章メッセージ集![]()
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堺大浜キリスト教会 聖書一日一章 「けれども、もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉の中にではなく、御霊の中にいるのです。」(ローマ8:9) 今日のローマ人への手紙8章では、キリストを信じる者の生活は御霊にある生活であること、その祝福がどれほど大きなものであるのか、ということ、が語られています。 まず、1節から2節では、キリストを信じる者は、それまでその人を支配していた罪と死の原理から解放され、別の原理、すなわち、いのちの御霊の原理に支配されるようになったことが宣言されています。 3節では、それがどのように実現されたか、ということが述べられています。イエス様は人として律法を守り通されました。十字架の苦しみ、辱めを受けてでも、神様に従い通されました。人が律法を守れないようにしてしまう、人を神様に従いきれないものとする罪の力の支配が突破されてしまったのです。さらには、イエス様の復活を通して、人に死をもたらすという罪の持つ究極の力さえも突破されてしまったのです。そういう意味において、十字架は罪の力を打ち破るもの、罪に対する処罰であったわけです。そして、丁度、一度突破口が開かれると、後に続く者は、その突破口を通って、反対側に出られるように、イエス様を信じ、イエス様に従う者は、罪の支配から反対側に、すなわち、御霊の支配に移ることができるようになったのです。イエス様は十字架の死によって、私たちを神様の前に罪のないものとして下さっただけではなく、私たちを支配していた罪の力を打ち破って下さったのです。ですから4節で言われているように、神様に従うことができるようになって行けるのです。18節で示唆されているように、罪の支配は突破されたとはいえ、罪の力が完全になくなったわけではありませんので、神様に従って行こうとすることには、様々な困難が伴います。しかし、26節で言われているように、今や私たちを支配している御霊が私たちを助けて下さるのです。イエス様に従い行く者、そうして御霊の助けを経験しながら、神様の喜ばれる者と変えていただいて行く霊的な喜びの中を歩む者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |