聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」 (マタイ28:20) 今日のマタイの福音書28章では、イエス様が十字架にかけられて、亡くなられてから3日目によみがえられ、弟子たちにお会いになられたことが記録されています。 1節から10節では、安息日の次の日の朝早く、マグダラのマリヤたちが真っ先に復活されたイエス様に出会い、イエス様から弟子たちへのメッセージを託されたことが記されています。当時、女性は裁判の席などで証人になることを許されていませんでしたが、イエス様はその女性をご自分の復活を真っ先に証しする証人として選ばれたのです。同じように、イエス様は、特に信頼されていたり、影響力を持っているわけでもない私たちをご自分を証しする者として選んで下さったのです。私たちの証しは無力なもののように見えるかもしれませんが、しかし、ここでマグダラのマリヤたちがそうであったように、託されたメッセージを忠実に語って行く時に、大きく用いていただくことができるのです。 13節のイエス様の墓の番をしていた兵隊たちの言葉は矛盾したものです。番兵が眠ってしまうことは死に値するほどの重大な罪ですし、眠っている間のことを見ることなどできないはずです。 18節以降は、イエス様が弟子たちに語られたお言葉です。イエス様は全ての人々に福音を伝えるという働きを弟子たちとその後を継ぐ教会、そしてその教会につながる私たちに託され、世の終わりまでいつも共にいると約束して下さったのです。私たちの教会も福音を宣べ伝え、そうして、イエス様が共にいて下さることをいつも実感しながら前進する群れとならせていただきましょう。 中谷建晴 |