聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「だから、この子どものように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。」 (マタイ18:4) 今日のマタイの福音書18章には、イエス様の弟子である者同志の関係がどういうものであるべきか、ということについてイエス様がおっしゃられたお言葉が記されています。 1節での弟子たちのイエス様への質問は、マルコの福音書9章33節から 38節などを見ますと、弟子たちの中にライバル意識があった所から出て来たものであることがわかります。自分が偉くなりたい、自分が注目されたい、という弟子たちの思いに対して、イエス様は4節で「自分を低くする者こそが一番偉い」ということをおっしゃいました。イエス様の弟子であることの何よりの特徴は謙遜です。私たちはどうでしょうか。 6節から14節はつまずきを与える者に対する警告です。心ない言葉で人につまずきを与える者は裁きを受ける、ということをイエス様はここではっきりとおっしゃっているわけです。心しましょう。 15節から17節では、教会の中で罪がどう取り扱われるべきか、ということが述べられ、18節から20節ではその背後にある教会の権威について述べられています。罪をうやむやにすることが愛でも、赦しでもない、ということがわかります。 21節以降では赦しこそがクリスチャンの交わりの特徴であるべきだ、ということが語られています。自分自身が数えきれないほどの罪を犯して来た者、それなのにただただイエス様の十字架の恵みと神様の憐れみのゆえに赦していただいた者であることをわきまえ、相手の罪を赦すことこそが祝福に与かるカギである、ということを23節以降の譬えは語っています。主にあって、あの人のこの罪を、この人のあの罪を赦す所から始め、神様の用意して下さっている豊かな祝福に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |