聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。また、あなたがたの耳 は聞いているから幸いです。」 (マタイ13:16)

今日のマタイの福音書13章には、天の御国についてイエス様がお話しになられた例え話が集められています。
3節から9節は有名な種蒔きの譬えで、18節から23節はその譬えについてのイエス様ご自身の解説です。イエス様ご自身が解説しておられるように、ここではみことばを聞く側の姿勢が如何に大切であるか、ということが語られています。
自分自身を顧みる時、そこで語られているように、すぐに御言葉を忘れてしまったり、ちょっとしたことでつまずいてしまったり、世の心づかいや富の惑わしに惑わされてしまって当たり前であったのに、不思議にイエス様を信じ、そのおことばに従う思いにさせていただいていることは驚くべきことではないでしょうか。考えてみればみるほど、神様が一方的に選んで下さったからこそ、救いに与からせていただいた者なのではないでしょうか。
24節から30節の毒麦の譬え、47節から50節の地引き網の譬えは、同じことを語っています。36節から43節でイエス様が解説して下さっているように、神様はクリスチャンと呼ばれる人の中に、実はそうではない「つまづきを与える者」がいることを許しておられるのです。ですから、人を見てつまづくことのないように私たちは心する必要があるのです。
31節から33節の譬えでは天の御国は増え広がって行くものであることが、44節から46節の譬えでは天の御国に入ることがどんな犠牲を払っても損のない絶対的な値打ちのあるものであることが、52節の譬えでは、天の御国があらゆる種類の祝福をもたらすものであることが語られています。
この天の御国の祝福に与からせていただいていることは何と感謝なことでしょうか。

中谷建晴



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