聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「しかし、見なさい。ここにソロモンよりもまさった者がいるのです。」 (マタイ12:42) 今日のマタイの福音書12章では、イエス様が御業を行われるにつれて、パリサイ人たちの反感が大きくなり、とうとうイエス様を殺すことを考えるまでになったことが記録されています。 1節から14節は、安息日を巡ってのイエス様とパリサイ人たちのやり取りです。ここでイエス様は、ご自分が律法を解釈する権威があること、パリサイ人たちの解釈が表面的で偽善的なものであることをはっきり語っておられます。7節は旧約聖書ホセア書からの引用で、預言者ホセアが当時の宗教的な指導者たちが表面的で、偽善的であったことを指摘した言葉ですが、イエス様はそれはそのままあなたたちのことだ、とパリサイ人たちにおっしゃったわけです。14節を見ますと、そう言われてパリサイ人たちが、イエス様を殺そうと思うようになった、ということが記録されています。 パリサイ人たちのイエス様に対する反感は22節から37節のエピソードの中にも見られますが、31節でイエス様は神様の鮮やかな御業を経験しながら、ただ反対し続けるだけのパリサイ人たちはもう救いに与かることはできない、とおっしゃっています。 イエス様の御業を経験しながらも、それを拒み続けるならば、パリサイ人たちがそうであったように、やがてイエス様に憎しみを抱くようになり、自分で救いの道を閉ざすことになってしまうのです。今、心を開くことをしないことは、そのまま滅びへとつながってしまいかねないことなのです。今、この時、素直に、単純に、イエス様の下にひれ伏し、罪の赦しに、また永遠の命に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |