聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。」 (マタイ10:37) 今日のマタイの福音書10章では、イエス様がその12弟子に語られたお言葉が記録されています。イエス様が語られた直接の相手は12弟子ですが、12弟子に語られる中で、イエス様はイエス様に従う者一般についても語っておられますし、またイエス様が特に12弟子に向けて語られたことでも、そこで原則となっていることはイエス様を信じる者全てに当てはまるということが言えるでしょう。 5節から6節では福音を宣べ伝えることには緊急性がある、ということが示唆されています。 9節から15節、40節から42節では、御言葉を宣べ伝える者には、神様から特別の権威が与えられている、ということが言われています。 16節から38節では、イエス様に従う者には、相当の覚悟が必要である、ということが言われています。特に34節から37節では、イエス様を家族のつながりよりも大事にするべきことと、そのために親しい者たちから迫害を受けるようになる、ということが言われています。家族の理解も得て、みんなに賛成してもらって、イエス様に従っていこうなどというのは全くの考え違いなのです。あるいは、イエス様を信じ、イエス様に従って来たのに、こんな反対を受けた、こんな問題に見舞われたと、見当違いな不平不満を抱いているようなことはないでしょうか。 そうではなくて、28節から33節で言われているように、人を恐れず、神様だけを恐れ、神様を信頼して、信仰をはっきり告白する者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |