聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「『風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。』」 (マタイ8:27)

今日のマタイの福音書8章には、イエス様が全てのものの上に権威を持っておられるお方であることを示すエピソードが集められています。
2節から4節では当時、不治の病と思われていたらい病をイエス様がお癒しになられたこと、5節から13節では、イエス様がおことばだけで、遠くにいる人の病気を癒されたことが記録されています。
その、5節から13節のイエス様と、百人隊長と呼ばれるローマ軍の指揮官のとやりとりは、イエス様の権威を認めて、イエス様のもとにへりくだることが、イエス様の御業を経験するためのカギであることを示しています。
16節では悪霊につかれた人や病人がイエス様の所に連れて来られたのが夕方になってからだったということが言われています。マルコの福音書1章29節から34節などを見ますと、この日没までの一日が安息日であったことがわかります。当時のユダヤでは日没から新しい一日が始まるとされていましたので、人々は、日が暮れ、安息日が終わって仕事をしてもよい次の日になってからイエス様の所にやって来た、というわけです。
23節から27節ではイエス様が自然界をも支配しておられることを目の当たりにして弟子たちが大変恐れたことが記録されています。
18節から22節では、そういう圧倒的な権威を持つイエス様が人々に仕えるためにへりくだった状態に止まり続けられたこと、そのイエス様に従う者には覚悟が必要であることを示すやりとりが記録されています。 私たちはイエス様がそのようなお方であることを本気で信じ、本気でこの方に覚悟を決めて従って行こうとしているでしょうか。もう一度自分のイエス様に対する態度を顧みさせていただきましょう。

中谷建晴




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