聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       マタイ 23章

「わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。」
                     (マタイ 23:37)

 「律法学者、パリサイ人たちは、モーセの座を占めています。ですから、彼らの言うことはみな、行い、守りなさい。けれども、彼らの行いをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。」とイエスさまは言われました。主が立てられた権威を認め、そこから語られる聖書に基づくことばを守ることは大切です。しかしそれを語る者の実際の歩みがその語るところと離れていることは良くあることです。彼らの教えには権威を認めるべきですが、彼ら自身に権威があるわけではなく、人はみな主の御前には同じ罪人であり、同じように主に赦され、生かされ、育てられるべき者であることを認め、彼らが語るところに達していないときには、彼らの歩みにならうのではなく、彼らの実生活がきよめられ育てられるように祈り助けることが大切です。権威ある立場に立つと、人にどう見られるかに目が向き、体面を保つことに腐心し、主ご自身を見失う危険が多いものです。律法学者やパリサイ人がそうでした。そういう人にたいするイエスさまの評価は厳しいものでした。「忌まわしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。、と繰り返し責め続けられました。しかし、彼らにも主は助けの手を何度も伸べてくださったのです。私たちは、皆ひとしく罪人です。へりくだって主を見上げ、すべての人に愛をもって働きかけてくださる主に頼ることが大切です。「人にではなく、あなた御自身におすがりします。お助けください。」と祈りました。

     唄野隆                      



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