聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マタイ 18章

「あなたがたもそれぞれ、心から兄弟を赦さないなら、天のわたしの父も、あなたがたに、このようになさるのです。」
                     (マタイ 18:35)

私たちは大なることを求め小さなことは軽んじます。大人を大事にし子どもは軽く見ます。しかし、主は小さな者を大事にされます。弟子たちが、だれが一番えらいのですか、と聞いたとき、イエスさまは、小さな子どもを真ん中に立たせて、“あなたがたも、悔い改めて子どものようにならない限り、決して天国に入れません”と言われ、“小さい者をつまずかせるぐらいなら、大事な目でも手でも切り捨ててしまえ”と仰いました。そして、百匹の羊のうち一匹が迷い出たら、99匹を残して捜しに出かけ、見つけたら大喜びする、という譬えを語り、父なる神は小さな者ひとりを大事になさる神さまなのだ、ということを教えられました。主は小さい者ひとりの滅びも望まれません。ですから、だれかが罪を犯したなら、まず個人的にその人を戒めるように勧められました。その人の人格を大事にし、そっと戒めるように勧められました。それでも悔い改めなければ、二、三人でいっしょに戒め、どうしても悔い改めなければ教会に告げ、場合によっては彼との交わりを絶つまでに迫れ、と言われました。しかし主は赦しの神なのです。悔い改める者には、何度でも、赦しを与えてくださいます。私たちも自分に害を与えた者をも赦すべきです。しかし、それは自分が償うことのできない大きな罪を赦されたことを知るときしかできないことです。自分の罪を知り、主の御許に立ちかえり、罪を告白して、主から罪の赦しをいただいたことをしっかり受け止めたいものです。

    唄野隆                      



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