聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 マタイ 14章 「(イエスは)・・・祈るために、ひとりで山に上られた。」 (マタイ 14:23) イエスさまのうわさを聞いた国主ヘロデは、バプテスマのヨハネがよみがえったのだ、と言いました。彼は兄弟ピリポの妻ヘロデヤとの結婚は不法だとヨハネに責められ、彼を捕えて投獄し、誕生祝いに踊ってくれたヘロデヤの娘の求めに応じて、ヨハネを殺したのです。ヨハネの死を聞いたとき、イエスさまはすぐ寂しいところに退こうとされました。しかし、多くの人々が集まってきたので、イエスさまは憐れみ、彼らの病を癒されました。そして夕方になると彼らに食べ物を与えるよう弟子たちに命じられました。弟子たちが、“五千人もの人々がいるのに、ここにあるのは五つのパンと二匹の魚だけ、とてもそんなことはできない”と答えると、イエスさまは、群衆を座らせ、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見あげて感謝し、それを皆に分け与えられました。皆、満腹し、食べ残しが十二の篭いっぱいになりました。それから、イエスさまは、すぐ、弟子たちを船に乗せ、ご自分は、祈るためにひとり山に上られました。ヨハネの死のニュースを聞いてすぐ祈ろうとされたのですが、群集の求めにまず応じ、食物をも与え、それからひとり山に上り、静かなところで祈られたのです。イエスさまにとっても祈りは戦いでした。しかし、祈りに支えられて大きな働きをされました。弟子たちが嵐に翻弄されているときには、水の上を歩いて彼らのところまできてくださいました。ペテロもイエスさまを注視している間は同じ歩みができたのですが、風を見ると恐れ沈みかけました。「主に目を注ぐことを教えてください。」と祈りました。 唄野隆 |