聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マタイ 13章

「わたしはたとえ話をもって口を開き、世の初めから隠されていることどもを物語ろう。」
                     (マタイ 13:35)

イエスさまが湖のほとりに座っておられると、大ぜいの群集が集まってきたので、イエスさまは船に移って、そこから彼らにたとえ話を話されました。弟子たちが、なぜたとえで話されるのですかと聞きますと、イエスさまは、弟子たちには天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼等は不信仰で、見ても見ず、聞いても聞かず、悟ることもないからたとえで話すのだ、と答えられました。イエスさまは、聞いても悟ることがないとわかっている人にも、いつか悟ることがあるかもしれないと思って、心に残り易いたとえ話をされたのです。何としても、福音を伝え、いつか悟るようにとのイエスさまの熱い思いが伝わってきます。弟子たちも、神の御国の奥義を悟っていたわけではありませんでした。しかし、彼等はイエスさまを信頼しており、たとえの真の意味を悟ろうとしてイエスさまにたとえの説き明かしを求めました。イエスさまは丁寧に説明されました。それで、弟子たちは、たとえの意味を悟るようになり、後には、イエスさまの説き明かしがなくても、わかるようになりました。神の御国のことを知るにはまず信じること、そして謙虚に主のみ心をたずね求めることが必要なのです。宝石を得るためにすべての持ち物を捨てるほど一途に求める姿勢が求められます。そうすれば、今、何が必要か、何が必要でないか、正しい選択ができるようになります。不信仰な者には主も何もすることができません。主を信じよう、と改めて決心し直しました。

    唄野隆                       



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