聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マタイ 12章

「ここに宮よりも大きな者がいる。」
                      (マタイ 12:6)

イエスさまが弟子たちを連れて麦畑を通られたとき、空腹を覚えた弟子たちが麦の穂を摘んで食べ始めました。それを見たパリサイ人たちが、彼等は安息日にしてはならないことをした、と非難しました。イエスさまは、“ダビデは神の家で聖なるパンを食べた、宮で仕える祭司たちは安息日にも主に仕える仕事をする”と答えられました。そして、「ここに宮よりも大きな者がいる。・・・人の子は安息日の主です。」と宣言されました。安息日は、人に主を恐れることを教えるための定めで、人のためのもの。そしてその人が主に仕えるようになるためのもの。その規則が目的になり、人を支配するようになり、主ご自身を見失わせるようになっては本末転倒です。しかし、人はすぐ、目的ではなく、その目的に導くための手段を目的にして本来の目的を見失ってしまいます。安息日を守らないと弟子たちを非難して言い募るパリサイ人に、イエスさまは「ここに宮よりも大きな者がいる。・・・人の子は安息日の主です。」と、ご自分に目を留めるように促されました。また、別の律法学者やパリサイ人に、預言者ヨナや、ソロモン王を引き合いに出して「、ヨナよりも・・・ソロモンよりもまさった者がここにいる。」と言われました。しかし彼等の目も心も閉じられていました。イエスさまにこうあれと自分の思う教師像を押しつけるのでなく、預言者が示している、へりくだり身を低くしておられるが神に喜ばれ愛されている神の御子を信じ、救い主また主として受け入れることができるよう、御霊さま、お助けください、と祈りました。

    唄野隆                       



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