聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マタイ 10章

「イエスは、12弟子を呼び寄せて、・・・。」
                      (マタイ 10:1)

マタイは、イエスさまの教え、イエスさまのお働きに続いて、12弟子の召しと、彼らの心得を語ります。まず、主が12人を召されたことを語り、彼らの名を一人づつ、しかし二人一組で、示します。主の弟子たちは、一人一人が大事にされるが、一人で働くのではなく、組になって働くのだ、ということでしょうか。イエスさまは、彼らを遣わすとき、「異邦人の道に行ってはいけません。・・・イスラエルの家の滅びた羊のところ行きなさい。」と言われました。イエスさまは、後に、「あらゆる国の人々を弟子としなさい。」と言っておられますから(28:19)、ここでの勧めは狭い民族主義によるものではなく、“まず身近な人に、そしてその人に集中して福音を伝えよ”という意味で、それが広がって、ついに全世界に及ぶことを主は願っておられるのだ、と受け取りました。「胴巻きに金貨や銀貨や銅貨を入れてはいけません。」というのは、“人間的な備えに頼らず、主を信頼し、主にすべてを委ねて出て行け”というお勧めだと信じます。そして、「そこを立ち去るまで、その人のところにとどまりなさい。」という勧めは、最後までじっくりその人に対する働きかけをつづけよ、ということだと思います。お前の証はそういう姿勢で進められているか、と問われているのを覚えます。イエスさまは、続けて、“宣教の働きには、反対があり、迫害もある、家族の迫害すらある、しかし、すべては主の御手の中にある、主は守り、報いてくださる、主を信頼せよ、”と言われます。主を信じて、主の証に励もう、と思います。

     唄野隆                       



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