一日一章　マタイによる福音書9章　唄野隆

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マタイ　９章

「人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることをあなたがたに知らせるために、・・・。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイ　９：６）

イエスさまは権威ある者のように教えられましたが（７：２９）、イエスさまの御業も権威あるお働きでした。中風の者が連れられてきたとき、彼らの信仰を見て、罪の赦しを宣言されました。律法学者たちが「この人は神をけがしている。」と心の中で言っているのを見抜いて、中風の者をただひとことのことばをもって癒し、人々が神をあがめるようにされました。イエスさまが取税人のマタイを召されると、彼はイエスさまに従い、イエスさまの弟子となり、証人となりました。イエスさまの権威は人を生かすのです。私たちは、自分で仕事を選び、結婚するのがよいと思っていますが、実は、神の召しを信じて仕事につき、神に合わせられたと信じて結婚するときに、真に幸いな人生を送ることができるのです。イエスさまは大きな権威をお持ちでしたが、その権威を愛の現われとして用いられました。罪人を救うために用い、長血を癒し、死人をも生かされました。悪霊を追い出されたのもこの権威によることでした。イエスさまは人の思いこみや慣習に束縛されず、自由に権威を用いられました。しかし、イエスさまの権威は信仰を通して実を結びます。信じる者は祝福を経験し、神さまへの賛美を生み出します。しかし不信仰な者はその恵みを経験できません。イエスさまは、その祝福をすべての人々が経験することを願って、多くの働き手が送り出されるように祈れ、と命じられました。イエスさまを主と告白し、主の証人として用いてくださるように祈りました。

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