聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       マタイ 7章

「良い木はみな良い実をむすぶが、悪い木は悪い実を結びます。」
                      (マタイ 7:17)

人は自分をかえりみることなく他人の非をあげつらうものです。「兄弟の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。」と言われるとおりです。自分の中は空っぽなのに、それを満たそうとしてくださっている主を求めようともせず、自分の歩むべき道を示す真理を捜そうともせず、主が門を開こうとしておられるのに戸を叩きもしません。自分の虚しさを知り、満たそうとしてくださっている主の愛を信じ、主を求め、主の道を探し、主に至る門の戸を叩こう、と思います。親はパンを求める子に石を与えたりしません。まして、天の御父は、求める私たちに善きものをお与えにならないはずがありません。イエスさまはご自身をもお与えくださいました。自分の虚しさを認め、へりくだって慈しみを求めるのは、プライドに振り回されている人にとっては狭い道です。しかし、その狭い道がいのちに至る道なのです。自分のプライドを満足させてくれる道は広い道ですが、滅びに至ります。イエスさまは、“木の良し悪しはその実によってわかる、悪い木が良い実を結ぶことはなく、良い木が悪い実を結ぶこともない、実によって判断せよ”と言われましたが、確かに、よい行いをするように教え、外側の姿をいくら飾り立てても、中味がどうあるかが、外に現われてくるのです。私たちも、内から造り変えられるのでなくては確かな人生を送る者とはなれません。へりくだって主の救いの御業に身をお委ねし、主によって内から造り変えていただきたいと思います。それが岩の上に家を建てる人生なのです。

                         唄野隆                       



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