聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 マタイ 1章 「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルとよばれる。」 (マタイ 1:23) マタイによる福音書は「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図」という宣言で始まります。アブラハムは主から「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。」という主の誓いのことばを受けました(創世記22:18)。その子孫のダビデは「わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたの後に起こし、彼の王国を確立させる。」とのお約束をいただきました(2サムエル7:12、13)。この章の系図はイエスさまがそのお約束の成就として来られた御方であることを示します。そこには4人の女性がでてきますが、いずれも信仰と人の欲の入り混じった背景をもつ人たちです。イエスさまは、このアブラハムとダビデの系図の流れの中に、しかし処女マリヤから生まれ、人となられました。イエスさまはアブラハムの子孫、ダビデの子孫として完全な人間でしたが、聖霊によって、処女マリヤの胎に宿り、アブラハムもダビデも免れなかった罪の流れはひきつがず、きよい神の子としてお生まれになったのです。ですから、すべての人の罪の贖いを成し遂げて、ご自分の民をその罪から救うことがおできになります。イエスさまは、早くから、処女から生まれインマヌエルと呼ばれる、と預言されていました(イザヤ7:14)。インマヌエルとは「神は私たちとともにおられる。」という意味です。イエスさまは、私たちと同じ人となり、私たちを罪から救い、神と共に生きる者としてくださるのです。感謝です。 唄野隆 |