聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「いつもつき従っている人たちが」(マルコ4:10)

 今日のマルコの福音書4章1節から34節には、イエス様が語られた、神の国についてのたとえ話が集められています。
 14節から20節は、1節から9節のたとえ話の意味する所についてのイエス様ご自身の解説ですが、それを聞くことができたのは10節で言われているように、いつもイエス様につき従っていた人たちだけでした。11節でイエス様がおっしゃっておられるように、一通り聞いただけでは、イエス様のおっしゃることの本当に意味する所はなかなかわからないものなのです。そうではなくて、もう一歩、イエス様に近づくことが、聖書の語る本当の所を知るためには大切なのです。私たちも礼拝に出て、メッセージを聞いているからという所でお終いにしてしまうのではなくて、日々、聖書を読み、祈る、また、できるだけ祈り会やコイノニアなど他の集会に出席し、そうして、聖書の語る本当の所を、神様の恵みの深みを知る者とならせていただこうではありませんか。
 21節から22節のたとえは、今は限られた者にしかわからない、イエス様こそが主であるということが、やがての時には全ての人に明らかになる、ということを言っているようです。26節から29節のたとえでも示唆されているように、今は種を蒔く者としてしか知られていないイエス様がやがて、刈り取りをする者としてやって来られるというのです。信仰を持つかどうか、そして、実を結ぶ歩みを始めるかどうか、いつまでも猶予が許されているわけではないのです。自分はまだまだだからなどという言い訳がいつまでも通用するわけではないのです。そうではなくて、今日からイエス様にしっかり結び付き、31節から32節で言われているように、自分では予想もできない実を結ぶ者、主にあって結ぶ人生を歩む者とならせていただきましょう。

 中谷建晴



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