聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マルコ 13章

「気をつけなさい。目を覚まし、注意していなさい。」
                     (マルコ 13:33)

イエスさまが宮を出られたとき、弟子のひとりが、宮の壮麗さに感嘆の叫びをあげました。しかし、イエスさまは、その宮の滅びを告げられました。ペテロとヤコブ、ヨハネ、アンデレは、いつそういうことが起こるのですか、と8きました。それでイエスさまは世の終わりのことを話されました。そのときいろいろな恐ろしいこと、戦争と戦争のうわさ、人々の間の対立抗争など社会的な動揺、地震や飢饉など自然の災害、偽預言者や偽キリストの出現などの宗教的混乱、信仰者にたいする迫害などがある、と語られました。しかし、それらのことはまだ終わりでなく、福音が広く伝えられるためのチャンスとなる、と言われました。また、そのときどう証をするかと心配しなくてよい、聖霊が語るべきことを与えてくださる、と言われました。神のことは、人の知恵や力によらず、神さまご自身が進められるのです。しかし、私たちはその主の御業にあづからせていただけます。私たちのなすべきことは、つぎつぎと襲ってくる混乱の中で、目の前の出来事に目を奪われず、主を見上げ、静かに主の御働きを待つことです。主は、最後まで耐え忍ぶ者は救われる、と言われました。最後にイエスさまが現われるときは、力と栄光をもって雲に乗って来られます。そのときのために、イエスさまは「気をつけなさい。目を覚まし、注意していなさい。」と言われました。この後に、祈っていなさい、という勧めがつけ加えられている写本もあるそうです。私も、世界が動揺している今こそ主に目を注ぎ、静まって、みことばを聴き、祈りに励みます。

    唄野隆                      



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.