聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      マルコ 11章

「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。」
                    (マルコ 11:28)

 イエスさまがエルサレムに入ろうとしておられたとき、イエスさまは、ふたりの弟子を遣わしてろばの子を召しだし、それに乗って、エルサレムに入城されました。他人の子ろばを勝手に連れ出すのですから「なぜ、そんなことをするのか。」という人々の問いは当然でした。しかし「主がご入用なのです。」の一言でろばは召し出されました。イエスさまが子ロバに乗って入城されると、人々は上着や木の枝を道に敷いて迎え、「ホサナ。主の御名によって来られる方。」と賛美しました。王やメシヤを迎える礼儀であり、また賛美です。彼等がどこまで意識したかはわかりませんが、これらすべての事柄は、イエスさまの権威をあらわすものでした。イエスさまは、その権威をもって宮をきよめられました。主の求めに答えなかったいちじくの木は枯れました。そのことを通して、イエスさまは、弟子たちに、ご自身の権威を示し、彼らも信じて祈るときその権威を体験することができる、と語られました。私たちも、イエスさまを信じ、みこころにそって祈り、その成就を信じるなら、同じことを経験することができるのだ、と示されます。しかし、人は、無意識のうちに自分が主だと思っており、神さまを主とすることを拒否します。ですから、イエスさまの権威を見た祭司長、律法学者、長老たちは、イエスさまに、「だれが、あなたにこれらのことをする権威を授けたのですか。」と詰問しました。しかし、イエスさまは、素直に本心を明かさない者には答えられませんでした。まっすぐ主にお答えするように、と招かれる主を覚えます。

    唄野隆                      



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