聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 マルコ 9章 「自分たちといっしょにいるのは、イエスだけで、・・・。」 (マルコ 9:8) ペテロがイエスさまはキリストだと告白して六日の後、イエスさまは、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に上られました。そこでイエスさまの御姿が変わり、彼等はモーセとエリヤが現れてイエスさまと語りあう様子を見ました。イエスさまは、彼らに、この世の関わりを超える神の世界を垣間見させられたのです。彼等は、驚いてとんちんかんな反応を見せましたが、神さまは彼らにイエスさまおひとりを見せ、「これはわたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい。」という御声を聞かせ、イエスさまだけを主とするように示されました。私たちは、人の世界に目を奪われ、その中の優れた人や素晴らしく見えるものに目を向けますが、主は、私たちに、ただイエスさまだけを見るように導いてくださるのです。しかし、人の心は頑なで、なかなか主を見ようとはしません。人の世界にとらわれてしまいます。メシヤが来られるときエリヤが先にくるはずだというような教えとか、癒しに関わることにしか目が向きません。弟子たちでさえ、彼らの中でだれが一番えらいか、というようなことに心が奪われていました。ですから、イエスさまは、病人を癒されたとき、弟子たちに、人間は何もできず、ただ主だけが何でもできる、人のなすべきことは、主を恐れ、主に祈り、主に働いていただくことだけだと教え、人の中の誰が偉いかというようなことではなく、ただ主を受け入れ、主に従うことだけが大事だ、と繰り返し教えられたのです。私たちにはまだわからないことがたくさんあります。でもイエスさを見つめ続けていこうと思います。 唄野隆 |