聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       マルコ 6章

「それから、群集に別れ、祈るために、そこを去って山の方に向かわれた。」
                      (マルコ 6:46)

 イエスさまは、郷里に行き、安息日に会堂に入って教えられました。人々はその教えに驚嘆しましたが、イエスさまを人間的な面でだけ見て、イエスさまを信じませんでした。ヘロデ王は、イエスさまのうわさを聞いて、自分が殺したヨハネがよみがえったのだと恐れました。彼は、彼の不正を責めるヨハネを捕えながら、彼の正しさに尊敬の思いを持っていたようです。しかし、自分の面子を重んじ、人の顔を恐れてヨハネを殺しました。人を見、人の顔を恐れているところでは、主のお働きを見ることができず、不安を免れません。しかし、イエスさまは、主を見上げ主を信頼して歩むところでは主の大きな恵みの御業を見ることができることを示されました。12弟子を派遣されたとき、靴は履け、しかし、余分なお金や下着は持つな、つまり人の力に頼らず、ただ主を信じて行け、と言われました。イエスさまを慕って多くの人が集まり、食べ物もなくなると、五つのパンと二匹の魚用い、五千人以上の人々が満腹し、あまりが12の篭いっぱいになる奇跡をもって彼らを養われました。イエスさまは、また、水の上を歩いて弟子たちを助けられました。そのイエスさまの歩みは、人々の求めに応じる行動ではなく、父なる神との祈りの交わりから生み出される歩みでした。イエスさまはどんな緊迫したときでも忙しいときでも、祈り、御父と交わる時を大事にされていたのです。「人ではなく主を見上げ、祈り、主と交わりつつ歩む者としてください。」と祈りました。

   唄野隆                      



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