聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 マルコ 5章 「恐れないで、ただ信じていなさい。」 (マルコ 5:36) 嵐を鎮められたイエスさまは向こう岸のゲラサ人の地に着くと、すぐ、悪霊につかれていた人に出会いました。鎖でつないでも、足かせをはめても、彼はそれを引きちぎり、砕いて、だれも彼を抑えることができませんでした。彼を縛りつけ、荒れさせていたのはレギオン、つまりローマの一軍団という大変な数の悪霊たちでした。この悪霊大軍団をイエスさまは追い出されました。二千頭の豚を犠牲にしても、この一人の人を救いたかったのです。その後、イエスさまがまた湖を渡って対岸に戻られると、ヤイロという名の会堂管理者が、娘の癒しを求めてイエスさまのところに来ました、イエスさまが彼の所に出かけられる途中、12年間も長血をわずらっていた女が、イエスさまの衣の端にでも触われば癒されると信じて、イエスさまに近づき、イエスさまの衣に触れました。病は癒されました。イエスさまは、「だれがわたしにさわったのか。」と聞かれ、女が名乗り出てくると、「あなたの信仰があなたを直したのです。」と言われました。イエスさまは彼女をイエスさまと向き合う関係に導かれたのです。多くの人々がイエスさまに触れましたが、信仰をもってイエスさまに触れる人だけが新しい世界に導かれるのです。ヤイロの家につく前に、娘はすでに死んだという知らせ届ました。そのとき、イエスさまはヤイロに「恐れないで、ただ信じていなさい。」と言われました。信じた会堂管理者は娘が生き返らされる恵みを経験しました。イエスさまは恵み深いお方ですが、その恵みは信仰を通してはじめて経験できるのです。 唄野隆 |