聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       マルコ 2章

「人の子は安息日にも主です。」
                      (マルコ 2:28)

 イエスさまの教えはユダヤの祭司や律法学者が教えていた教えとはずいぶん違っていました。イエスさまは中風の人も治せると信じた4人の人々がひとりの中風の人をイエスさまのところに連れてきたとき、イエスさまは、彼らの信仰を見て、「あなたの罪は赦された。」と言われました。中風より深く重い病である罪の赦しを、救い主としての権威をもって宣言されたのです。それを見た律法学者は、伝統的な教えに拠り、人に罪を赦す権威はない、とイエスさまに反発しました。それで、イエスさまは、彼の中風を癒し、イエスさまが罪を赦す権威をもっておられることを示されました。取税人アルパヨの子レビを召し、彼が催した宴席に集まった取税人や罪人とイエスさまが同じ食卓を囲まれたことをパリサイ人が非難すると、イエスさまは「わたしは罪人を招くために来たのだ。」と宣言されました。イエスさまの弟子は断食しないのは何故かと非難されると、花婿のいるところで断食することはない、と答えられました。またイエスさまの弟子たちが安息日に麦の穂を摘んだと非難されると、安息日は人のために設けられたのであって人が安息日のために造られたのではない、「人の子は安息日にも主です。」と答えられました。律法学者やパリサイ人は、主の前に出るためには人はどうでなければならないか、とこちら側の考え方や行動に目を向けたのですが、イエスさまは、主ご自身を主とし、そのみこころに思いを向けるように求められたのです。そこから新しい形も生まれます。「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるのです。」

    唄野隆                      



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