聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「なぜなら、だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるからです。」(ルカ18:14) 今日のルカの福音書18章では、どういう人が神様の恵みに与かることができるか、ということがテーマになっている、と言うことができそうです。 1節から8節の例え話、35節から43節のエピソードは、あきらめないでイエス様に叫び続ける者こそがそうだということを教えてくれています。私たちはどうでしょうか。ほんのしばらくの間祈っただけで祈ることをやめてしまってはいないでしょうか。それでいながら、神様は祈りに応えて下さらないとつぶやいているようなことはないでしょうか。 9節から14節の例え話では、自分を正しいとしない者、自分の罪を知ってへりくだる者こそが恵みに与かることができる、ということが言われています。私たちはどうでしょうか。自分の知識、自分の行い、自分の努力、自分の払った犠牲に心を奪われて、自分を高くしているようなことになってはいないでしょうか。 15節から17節では子どものような素直さということが挙げられています。何かにこだわって神様の前に素直になれないならば、そうなれるように祈り、祈りに応えて下さる神様を信頼して、まず素直に一歩を踏み出させていただきましょう。 18節から30節では、この世のものにとらわれないということが、神様の恵みに与かるもう一つの条件として挙げられています。私たちはどうでしょうか。この役人のように、豊かな生活、充実した生活、安定した生活を実は第一にして、その前提の上で神様に従おうとしているだけ、実の所は神様を第一にしてはいない、ということはないでしょうか。もう一度、自らの在り方を顧みさせていただきましょう。 中谷建晴 |