聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」(ルカ13:5) 今日のルカの福音書13章でも、イエス様がエルサレムに向かう途中で出会った様々な出来事、また、様々な出来事をきっかけにイエス様がお話しになられたことなどが記録されています。 1節や4節で取り上げられている出来事が一体どのようなものであったのか、具体的なことはわかっていません。しかし、いずれにせよ、そのようなひどい目に会った人々は特別に罪深かったのだろうと、蔑んだり、哀れんだりしていたであろう人々に向かって、イエス様は5節で、あなたがたも、このままでは同じ様なことになる、とおっしゃっておられるわけです。私たちも、苦しみの中にいる方々を見るとき、どこかで他人事だと思ってはいないでしょうか。自分はああではなくてよかったと思ってはいないでしょうか。しかし、イエス様の十字架が自分のためであったことを信じ受け入れ、罪の赦しをいただくということがなければ、やがては私たちも、神様の裁きを受け、この世のどんな苦しみよりも大変な苦しみに投げ込まれることになるのです。その神様の裁きを恐れ、イエス様を信じ、受け入れ、イエス様にある救いに与かる者とならせていただきましょう。 6節から9節までのたとえ話では、神様は私たちが悔い改めることを待って下さるが、やがては期限切れになる時が来る、ということが言われています。私たちはどうでしょうか。ローマ人への手紙2章4節で言われているように、神様の忍耐を軽んじて、いつまでも悔い改めようとしない、ということはないでしょうか。期限切れになってしまう前に、悔い改めて、救いに与かり、永遠の滅びではなく、永遠の命に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |