聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「何はともあれ、あなたがたは、神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます。」(ルカ12:31) 今日のルカの福音書12章では、パリサイ人たちのイエス様に対する敵意が高まって来る中で、イエス様が最も大事なことは何かということについて語られたことが記されています。 4節から5節では、死ぬことよりももっと恐ろしい、神様の裁きが死の後に待っているということ、その神様の裁きこそを恐れなければいけないということをイエス様は語られています。 13節の群衆の中の一人の申し出は、宗教的な指導者が法律的な面でも指導をしていたという当時の慣習にのっとったもので、特別に突飛なことではなかったようです。しかし、続く14節から34節まで続く、お話の中で、イエス様は、その人が具体的な問題に対してどういう態度を取るかということは、その人が何に価値を置いているのか、本当に神様を信頼しているのかを表すものである、ということを示しておられます。私たちはどうでしょうか。16節から21節の譬え話の中に出て来るお金持ちのように、実はお金に頼っていて、お金があって、或いは、生活が保証されて、その上での神様、それがまずあっての信仰になってはいないでしょうか。あるいは、30節で「この世の異邦人たち」と呼ばれている人たちと同じ様に、本気で神様を信頼するのではなく、具体的な必要は自分たちで何とかしなければならない、そう思っているようなことはないでしょうか。そうではなくて、31節でイエス様がおっしゃっているように、まず神様を第一にする者、そうして、神様が全ての必要を備えて下さることを、神様の素晴らしさを、神様のご真実を、日々の生活の中で、味わいかみしめることのできる者にならせていただこうではありませんか。 中谷建晴 |