聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」 (ルカ11:28) 今日のルカの福音書11章は、前半13節くらいまででは、9章から続いて、キリストの弟子であることがどういうことなのかということがテーマになっていますが、後半では、徐々にイエス様に対する敵意が大きくなって来たことへと内容が移って行っています。 1節から4節まででは、イエス様が有名な「主の祈り」を弟子たちに教えている様子が述べられ、5節から13節では、イエス様がお祈りについて弟子たちに教えられた内容が記されています。5節から13節では、結局の所、神様は喜んでお祈りに応えて下さろうとしているのだから、とにかくまず祈るようにということが勧められています。私たちはどうでしょうか。悩んだり、考えたりはするけれども、祈ってはいない、神様にお願いしてはいない、ということはないでしょうか。 14節から16節では、イエス様が数々の奇跡を行われたのに、なおも信じようとしない人たちがいたことが記されています。続く17節から26節でイエス様は、人がイエス様を信じないというのは、証拠が不足しているとか、不十分であるとかいうことではなく、その人自身が信じようとしていないからだとおっしゃっています。私たちはどうでしょうか。 27節から28節のやり取りの中で、イエス様は神様のお言葉を信じて、それに従う者が祝福に与かるということを語っておられます。私たちは27節の女性のように、祝福に与かることができるかどうかは、生まれ育ちや、環境や立場によって最初から決まっていると考えがちではないでしょうか。しかし、神様の祝福は誰にでも開かれているのです。お言葉に聞き従うならばだれでもその祝福に与かることができるのです。そのような一人にならせていただこうではありませんか。 中谷建晴 |