聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「ところが、イエスは人々にこう答えられた。『わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。』」(ルカ8:21) 今日のルカの8章では、イエス様に、イエス様のお言葉に、どう応答するのかということが一つの大きなテーマになっています。 4節から15節は、有名な種蒔きの譬えと弟子たちだけに向けて語られたその解説ですが、この譬えでイエス様は、同じ様に御言葉を聞いても、それにどう応答するかで結果が全く違ったものになって来るということを語っておられます。 18節は、種蒔きの譬えの要約のようなイエス様のお言葉ですが、16節から17節では、御言葉にこそ命があり、力があるということが、やがて必ず明らかになる、という種蒔きの譬えの中に含まれていた要素が、さらにクローズアップされた形で語られているようです。 19節から21節ではそのことと関連する一つのエピソードが取り上げられています。21節でイエス様は、御言葉にどう応答するかが、御言葉を聞き、それに具体的に従うかどうかということが、イエス様と親しい者、近い者かどうかを決めるということをおっしゃっておられます。これに対して、私たちはどうでしょうか。聖書をよく読んでいるかとか、長い時間お祈りをしているかとか、どれだけの働きをして来たか、とかいうことに心を奪われて、では、自分は御言葉に従っているか、本当にイエス様に近い者になっているかどうかということに心を向けていないということはないでしょうか。神様のお言葉に具体的に応答し、実際に神様のお言葉に従い、イエス様との親しい交わりの中、日々、歩む者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |