聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「『人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに悟らせるために。』」(ルカ5:24)

今日のルカの福音書5章では、イエス様の宣教の業が、初めの頃、どのように進んで行ったのか、ということが記されています。
1節から11節では、ペテロがイエス様の弟子になった次第が記されています。1節や3節を見ると、大勢の人々がイエス様のもとに押し寄せていたことがわかりますが、そういう中でも、イエス様がペテロ一人に目を留められ、ペテロ一人のために心を砕いておられたことがわかります。同じ様に、イエス様は他にどんなに大勢の人がいても、私たち一人一人に目を留め、心を砕いていて下さるのです。
17節から26節で記されている出来事から、イエス様が数々の奇跡を行われたのは、ご自分が罪を赦す権威を持っておられることを示すためであったということがわかります。
23節の質問の背景には、中風をいやして歩けるようにすることは、神である自分にはすぐにでもできることだが、罪の赦しを与えるためには、その私が身代わりに、その人の罪の報いとしての罰と呪いを受けなければいけない、というのに、というイエス様の思いがあったのではないか、と思われます。私たちが罪の赦しをいただくということがどれほど大きなことであるのか、そのために、どんなに大きな犠牲が必要だったのか、その大きな大きな犠牲を自分から進んで払って下さった神様の愛がどれほど大きなものであるのか、私たちはそのことを忘れてしまってはいないでしょうか。罪赦されたということを軽く見てしまっていることはないでしょうか。

中谷建晴




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