聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        ルカ 2章

「どうしてわたしをお捜しになったのですか。わたしが必ず自分の父の家にいることを、ご存じなかったのですか。」
                       (ルカ 2:49)

 イエスさまは、神により、マリヤを通してこの世にこられたのですが、この世は彼を知らず、彼を歓迎しませんでした。しかし神さまは、イエスさまのお誕生を喜び祝う人々を備えられました。ローマ皇帝が世界の人口調査を命じたので、ナザレに住んでいたヨセフとマリヤは、ベツレヘムへ移り、そこでイエスさまを生みました。聖書の預言どおりになったのです。宿屋の主人は商売に心奪われ、貧しい妊婦マリヤに配慮せず、ヨセフとマリヤは家畜小屋に泊まりました。イエスさまは家畜小屋で生まれ飼葉おけの中に寝かされました。そのことによって、低いところまで降りてこられる救い主の御姿が示されました(ピリピ2:6−8)。しかしイエスさまの誕生は天上では大変な喜びでした。天使の大群が喜びの賛美をささげました。その喜びを主は貧しい羊飼いに知らされました。イエスさまは、きよめの期間が過ぎたとき、エルサレムの宮に連れていかれましたが、そのとき、御霊に感じたシメオンが幼子イエスを見て、この方こそ、待ち望んでいた救い主だと証言しました。イエスさまは神さまの恵みの中で成長されましたが、人の目には隠されていました。しかし、イエスさまはご自分が神の子であることを知っておられ、主の宮で、神をご自分の父であることを示されましたが、イエスさまの両親も人々もイエスさまの本当の御姿に気づきませんでした。しかし、マリャはすべてのことを心にとどめ、思いめぐらしていました。それが、後に、実を結んだのです。

 唄野隆



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