聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」 (ヨハネ20:27)

今日のヨハネの福音書20章では、イエス様の復活が弟子たちによって確信されるに至った経過が記録されています。
1節から10節を見ますと、最初に確認されたことはイエス様のお墓が空っぽで、イエス様の遺体を巻いた布がそのままになっていたことであったことがわかります。このことが何を意味するか、ということは弟子たちにはなかなかわからなかったようです。
次に起こったのは、11節から18節で記されている、マグダラのマリヤが復活されたイエス様とお会いするという出来事でした。マリヤはこのことを弟子たちに告げましたが、あまり芳しい応答はなかったようです。
19節から23節では、復活されたイエス様が弟子たちの集まっている部屋に入ってこられたことが記録されています。19節で言われているように、弟子たちはイエス様が処刑された以上、その弟子である自分たちも逮捕され、処刑されるかもしれないと恐れていたようです。そこにイエス様は来て下さって「平安があるように」と語りかけて下さったのです。死を克服されたイエス様は、この世のどんな力をも克服することのできるお方なのです。このお方が共にいて下さるのです。私たちはこの世のどんなものをも恐れることはないのです。
24節から29節では仲間の弟子たちの話を聞いても、12弟子の一人のトマスがなおイエス様の復活を信じようとしなかったこと、そのトマスにもイエス様が現れて下さったことが記されています。イエス様はその中の27節と29節で、疑おうと思うなら疑うことはいくらでもできるかもしれないが、素直に信じることこそが幸いである、とトマスに語られました。そのように、聖霊様に助けていただきながら、素直にイエス様を信じ、その幸いに与かる者とならせていただきましょう。

中谷建晴



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.