聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、『完了した。』と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。」 (ヨハネ19:30)

今日のヨハネの福音書19章では、イエス様がとうとう十字架につけられ、十字架の上で亡くなられるまでの次第が記録されています。
29節と30節で出て来る酸いぶどう酒は、のどを狭くさせて、十字架につけられている人が痛みのあまり叫ぶことをしないようにさせるためのものであったようです。また、31節から32節では、すねを折るということが言われていますが、これは、苦しい中でも足を突っ張って、呼吸をし続けるということができないようにして、十字架につけられている者がそれ以上苦しまないようにするため、早く死なせるためであったようです。こういうことを見て行きますと、改めて十字架刑がどれほど残酷なものであったかということがわかります。この苦しみが、本来私たち自身が受けなければいけなかった苦しみであることを覚えましょう。そして、神の子であるイエス様が、罪を全く犯されなかった完全に清いお方であるイエス様が、このような苦しみを私たちの代わりに受けて下さったこと、それほどまでにイエス様が私たちのことを愛して下さっていることをしっかりと心に留めさせていただきましょう。
38節から42節のアリマタヤのヨセフとニコデモの行動は、普通に考えれば、何を今更、というようにしか思えないものであったかもしれません。しかし、イエス様は復活され、彼らのしたことは決して手遅れではない、意味のあるものとなって行くのです。私たちも、今更もう遅い、と自分で思ってしまっているかもしれませんが、まだ手遅れではないのです。今、この時、イエス様を信じ、イエス様を受け入れ、罪の赦しに、救いに、永遠の命に与かる者とならせていただきましょう。

中谷建晴



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.