聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「あなたがたの心は喜びに満たされます。そして、その喜びをあなたがたから奪い去る者はありません。」 (ヨハネ16:22)

今日のヨハネの福音書16章で、13章31節から始まった、イエス様の弟子たちへのお別れの説教もおしまいになります。ここで、イエス様はご自分が天に帰られるのと交代で聖霊様がやって来られることを語っておられます。
8節から10節では、聖霊様こそが私たちに神様の基準である義を悟らせ、それからすると自分が罪人であることを認めさせて下さる方である、ということが語られています。つまり、私たちが自分の罪を認めることができるのは、或いはできたのは、聖霊様が私たちの内にあって働いて下さった結果なのです。14節で言われているように、聖霊様の働きの目的はイエス様がどんなに素晴らしいお方であるかを私たちに知らせて下さる所にあります。イエス様を知り、イエス様に感謝することができるのも、聖霊様の働きの結果なのです。ですから、聖霊様が自分には与えられているかどうかということそのものを問題にすることは正しい態度ではありません。自分の罪を知り、イエス様を喜んでいる自分の内に聖霊様が既に住んで下さっていることを覚え、その聖霊様のお働きに身を委ね、主のご栄光を現す歩みをする者とならせていただきましょう。
16節のイエス様のお言葉はイエス様が十字架にかけられ、3日目によみがえられることを預言されたものである、と考えられます。20節から22節で言われているように、イエス様の十字架は弟子たちにとっては大きな悲しみでしたが、それに続くイエス様の復活によって全ては喜びに変えられるのです。33節で言われているように、それはイエス様が死の力も含めた世の中のあらゆる悪の力に勝利されたことを証しするものだからです。この勝利の主がその勝利に私たちをも与からせて下さるのです。何と力強い、何と喜ばしい、何と安心で感謝なことではないでしょうか。

中谷建晴



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