聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。」 (ヨハネ15:5) 今日のヨハネの福音書15章も、13章31節から始まって16章の最後まで続く、イエス様が弟子たちにお話しになられたお別れの説教の一部です。ここでは特に、イエス様の弟子たちの持つ3つの関係、イエス様ご自身との関係、他の弟子たちとの関係、そして、世の人々との関係がどういうものかということについてイエス様がお話しになっておられます。 1節から11節では、弟子たちとイエス様との関係がどのようなものであるべきか、ということが語られています。ここでは、「とどまる」という言葉が繰り返し出て来ています。あのこと、このことにおいてクリスチャンらしく振る舞うのではなく、全生活をイエス様のものとして生きることが、実を結ぶ歩みのカギなのです。 12節から17節では、弟子たちに互いに愛し合うことが命令として与えらえています。16節では、実を結び、実を残していくもう一つのカギが弟子たち同士の関係にある、ということが示唆されています。ここでイエス様がわざわざ命令として弟子たちに語られていることからもわかるように、目の前にいる信仰の仲間を愛することは時として難しいことであるかもしれません。相手もクリスチャンのはずなのにと思うと、特に難しくなる時があるかもしれません。しかし、そこにこそ私たちの歩みが、また教会の働きが実を結ぶカギがある、そうイエス様はおっしゃっておられるわけです。 18節から27節では、世の人たちがイエス様を信じる者を憎み、迫害することが語られています。人は自分とは違う人たちに対しては、違うというだけで、敵意を向けるものです。ですから、敵意を向けられることは、何も驚くべきことではなく、むしろ、私たちが世のものではないことの印なのです。 中谷建晴 |