聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「あなたがたは、光がある間に歩きなさい。」 (ヨハネ12:35) 今日のヨハネの福音書12章では、イエス様がとうとう十字架にかかられるためにエルサレムに上られたことと、一般の人々向けとしては最後になるそこでされたお話の内容とが記されています。 3節のマリヤの行動は5節でイスカリオテ・ユダが指摘している通り、理にかなったものではありませんでした。しかし、イエス様は7節で、このマリヤのしたことをご自分が葬られることの準備として、高く評価して下さったのです。イエス様はイエス様に対する愛から出て来た行いはたとえそれが非常識なものに見えたとしてもお喜びになって下さるのです。それとは逆に、いろいろ計算して、結局、何もしないというようなことにならないように心しましょう。 10節や、19節のパリサイ人の言葉、は、彼らの心の頑なさをよく表しています。彼らはイエス様が死人をよみがえらされたことを見て、イエス様が神の子であるかもしれない、と思うどころか、さらにイエス様に対する反感と危機意識を募らせるだけでした。しかし、私たちも同じように、自分の好き嫌いで結論を先に決めてしまって、真実が何であるのか、ということに心を閉ざしてしまうというこのパリサイ人たちと同じようなことをしてしまっているようなことはないでしょうか。 35節から36節でイエス様はイエス様を信じる機会がいつまでもあるわけではない、ということをおっしゃっています。事実、この後、イエス様は専ら弟子たちにお話しになり、一般の人々に向かってお話しになることはありませんでした。私たちも与えられたチャンスを逃すことなく、今この時イエス様を信じ、救いに、恵みに与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |